どのタイミングで不動産エージェントを選ぶのが良いか
2011-10-24
日本からハワイの不動産エージェントを調べる方法として、ウェブサイト、ブログなどインターネットから、または、本、雑誌、テレビ、そして、友人や知り合いからの紹介など、いろいろな方法があると思います。
まず、最初はEメールや電話などで不動産会社、もしくは、不動産エージェントに連絡を取ると思います。
1人の不動産エージェントにコンタクトをして、何度かやりとりをして、この人ならお願いしてもいいと思われた場合は、その不動産エージェントに物件内覧の依頼をされるといいでしょう。
まずは1社の絞る!
もし、数人の不動産エージェントにコンタクトをして、その中から選ばれたい場合、できれば物件の案内を依頼される前に、どの不動産エージェントにお手伝いしてもらうかを決めれた方がいいと思います。
なぜならハワイの場合「ほとんどの売り物件がMLSというホノルル不動産協会のデータシステムに登録されているから」
よってどの不動産エージェントに依頼しても、同じ情報を得ることができます。
そのため、同時に違う不動産エージェントに依頼する意味があまりありません。
ですので、一社に購入物件を探す依頼をすればいいのですが、複数のエージェントに物件探しを依頼した場合は、こんな問題が発生する場合もあるのです。
複数の不動産エージェントに依頼した場合のトラブル例
買い手Aさんの場合
物件案内もその2人の不動産エージェントに依頼。
1人目のエージェントの物件案内が終わりました。
2人目のエージェントに物件案内をしてもらい、その中で1人目のエージェントが見せてくれた同じ物件Bを内覧しました。
買い手のAさんは、物件Bが気に入りました。
購入手続きのお手伝いは、2人目のエージェントに依頼することに決めました。
さて、ここで問題です。
買い手Aさんが購入したい物件Bの購入仲介手数料は、Aさんから依頼を受けた2人目のエージェントが受け取れるのでしょうか?
答えは・・・・
『最初に物件Bを案内した1人目のエージェントが、仲介手数料をもらえる権利が発生する』
これが原則です。
もちろん、ケースバイケースで例外もありますが、同じ物件を数人のエージェントを通して内覧した場合、このような問題になりかねません。
以上のことからまとめますと、どの不動産会社、どの不動産エージェントからも同じ売り物件情報を得られるので、エージェント選びの焦点は、信頼できて知識の持ったエージェントを選ぶということになると思います。
人間同士ですので、もちろん、合う合わないという感覚的なものもあると思います。
最終的には、ハワイに行った時に実際に会ってから決められるがいいと思います。
その際、できるだけ物件案内を依頼するまでにエージェントを決めて、その1人のエージェントを通して物件の内覧をするのがいいでしょう。
1人のエージェントに決めたら、「専任で物件購入の仲介をお願いします」と伝えましょう。
そうすることによって、その不動産エージェントも、他のエージェントには依頼していないということがわかりますので、誠意をもって対応してくれると思います。
どうしても、数人の不動産エージェントに物件の案内をしてもらいたい場合は
正直に、その旨を全員の不動産エージェントに伝えるのがいいと思います。
日本の場合だと、数件の不動産会社をあたるのが当たりまえになっています。
よってなかなかこちらのやり方は理解しづらいかもしれません。
ただハワイの不動産売買手続きは、ハワイのルール、法律に沿って進められるのが、良い物件を良い条件で購入できることにつながってくると思います。